下痢(水下痢)が続く

下痢(水下痢)でお悩みの方へ

水のような便が出た場合、一回だけであったり3日以内に治る場合は問題ありません。しかし、下痢が1週間以上続いたり、水下痢が頻繁で生活に支障がある場合は、潜在的な疾患の可能性があります。水下痢と便秘が交互に繰り返される場合も注意が必要です。過敏性腸症候群などの病気も考えられますので、水下痢が1週間以上続く、下痢と便秘が繰り返される、吐き気など気になる症状がある場合は、当院へご相談ください。早期の診断と適切な治療が重要です。安心してご相談ください。

急な下痢が慢性的に続いていませんか?

急な下痢が慢性的に続く状況は、日常生活に大きな不便や不快感をもたらすことがあります。下痢の原因は多岐にわたり、消化器系の疾患や感染症、食事やストレスなど様々な要素が関与する可能性があります。まずは、症状の発生頻度や状況、食事やストレスとの関連性など、具体的な情報をお伺いします。また、検査としては、便検査や便培養、血液検査などが一般的に行われます。これらの検査結果をもとに、炎症や感染、アレルギー反応など、原因を特定します。
治療方法は、原因によって異なります。例えば、感染症が原因の場合は、抗生物質や抗菌薬が処方されることもあります。また、アレルギー反応による場合は、適切なアレルギー対策や食事制限が行われることもあります。さらに、ストレスや生活習慣の見直し、食事の改善なども重要な要素です。

元気なのに下痢が続く大人に考えられることは?

元気なのに下痢が続く大人には、いくつかの考えられる要因があります。以下にいくつかの可能性を挙げますが、個別のケースによって異なる場合もあります。

食物アレルギー

特定の食品に対する過敏反応が下痢を引き起こすことがあります。例えば、乳製品やグルテンなどが原因となることがあります。

腸内細菌叢の不均衡

腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れることで、下痢が引き起こされる場合があります。

ストレスや不安

ストレスや精神的な負荷が胃腸の運動や分泌を乱し、下痢を引き起こすことがあります。

炎症性腸疾患

クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患が下痢を引き起こすことがあります。

炎症性腸疾患

薬物の副作用

一部の薬物やサプリメントは、下痢を引き起こすことがあります。

嘔吐と下痢が見られる場合に考えられること

嘔吐と下痢が同時に見られる場合、以下のような病気が考えられます。

感染性胃腸炎

ウイルスや細菌による感染が原因で起こる炎症です。ノロウイルスやロタウイルス、サルモネラ菌、大腸菌などが原因となることがあります。

食中毒

食品に含まれる病原体(細菌、ウイルス、寄生虫)が消化器官に感染し、嘔吐と下痢を引き起こします。

腸管出血性大腸菌感染症

特定の大腸菌による感染症で、嘔吐や下痢の他に腹痛や便中に血液が混じることがあります。

腸炎性大腸炎

炎症性腸疾患の一つで、クローン病や潰瘍性大腸炎などが原因となり、嘔吐と下痢が起こります。

炎症性腸疾患

胆道炎

胆道の感染症であり、嘔吐や下痢の他に黄疸や右上腹部の痛みが見られることがあります。

胆嚢炎

胆嚢の感染症であり、嘔吐や下痢の他に右上腹部の痛みや発熱が見られることがあります。

水下痢とは

水下痢とは、通常の便よりも水分が多く、ほぼ液体の状態です。便の量が増えることで、排便回数も頻繁になる傾向にあります。
原因としては、感染や食中毒が考えられ、多くはウイルスやバクテリア、寄生虫などの病原体によるものです。
症状として、頻繁な下痢症状のほか、脱水症状(口渇、尿量の減少、体のだるさ)や腹痛、腹部不快感も見られます。一時的なものの場合は放置しても良いですが、長期間続く場合には医師による治療が必要になります。
なお、水下痢が見られた場合、まずは水分と電解質の補給が重要です。水分補給のために経口補水液を使用されることをお勧めします。症状に応じて、当院では抗生物質や抗ウイルス薬を処方しています。

下痢(水下痢)出し切る方法

下痢(水下痢)出し切る方法としては、以下のような方法があります。
まずは、水分を補給することです。下痢によって体内から水分が失われるため、脱水症状を予防するために、経口補水液やスポーツドリンクをはじめとした水分と電解質のバランスを上手く補給することが重要です。
また、食事や生活習慣を整えることも重要です。その他、抗生物質などの薬を使用することも重要です。

生理中は下痢になりやすい?

生理中に下痢になることはあります。生理周期中には女性ホルモンのバランスが変動し、それが腸の運動にも影響を与えることがあります。特にプロスタグランジンと呼ばれる物質が増えることで、腸の収縮が増加し、下痢を引き起こす可能性があります。
また、生理中には体内の水分バランスが変化することや、ストレスやホルモンの影響によって腸の運動が活発になることも考えられます。これらの要因が重なることで、下痢の発生が促されることがあります。
ただし、全ての女性が生理中に下痢になるわけではありませんし、個人差もあります。生理中の下痢が頻繁に続く場合や、他の症状と併発する場合はご相談ください。
※当院には女性医師も在籍していますので、女性の方も安心してご相談ください。