宇都宮市胃がん検診

健診と検診の違い

健診と検診の違い「けんしん」には「検診」と「健診」の2種類があります。検診は特定の疾患の有無を調べる診察や検査を指し、健診は健康診断として体の状態を調べる検査を指します。がん検診は検診の一種であり、「対策型検診」と「任意型検診」の2つに分かれます。対策型検診は公共的な施策でがんによる死亡率の減少を目指し、住民健診などが市区町村で実施されます。一方、任意型検診は対策型検診以外の検診であり、人間ドックなどは個人の自己負担で受けることが一般的です。ここでは宇都宮市の対策型検診について紹介します。

宇都宮市胃がん検診

宇都宮市では、胃がん検診の実施が行われています。この検診は、宇都宮市の住民を対象に胃がんの早期発見を目指しています。検診の方法は主に胃カメラ検査です。胃カメラ検査で胃の内部の観察を行い、異常があれば組織の採取(生検)も行われます。検診は一定の年齢層を対象に定期的に実施されており、宇都宮市内の医療機関や保健センターで受診することができます。当院も宇都宮市胃がん検診の対象医療機関となっています。胃がんは早期発見による治療の成功率が高まるため、定期的な検診の受けることが重要です。

検査について

対象者 宇都宮市在住の40歳以上の方
検査内容 集団健診:バリウム検査(胃X線検査)
個別健診:バリウム検査(胃X線検査)または胃カメラ検査

費用について

集団健診

  費用(税込)
胃バリウム検査 840円

個別健診

  費用(税込)
胃バリウム検査 3,350円
胃カメラ検査 3,350円

胃がん検診で「要精密検査」となった方へ

胃がん検診で「要精密検査」となった方で、胃バリウム検査を受けられた方はより詳細に調べるため胃カメラ検査を受けましょう。
胃カメラ検査の結果、がんを含む何らかの病気が疑われた場合、胃がん検診とは別日に再度胃カメラ検査を受けていただき、疑わしい病変の組織採取を行います。何らかの病気があった場合でも早期に発見し、適切な治療を開始することで患者様の身体的・経済的な負担軽減に繋がります。「要検査」「要精密検査」など指摘を受けましたら、まずは消化器内科の専門である当院までご相談ください。